10:25~10:30 代表世話人挨拶
座長: 今福 信一 先生 [福岡大学医学部 皮膚科学教室 主任教授]
九州エリアの先生方を中心とした、医師向けセミナーです。
座長: 今福 信一 先生 [福岡大学医学部 皮膚科学教室 主任教授]
座長: 中野 俊二 先生 [中野医院 院長]
現在、様々な紫外線治療機器が開発されておりその効果について疑うところはない。実際に勤務していた大学病院で多くの難治性疾患に紫外線治療を行いその効果は実感していたが、2年前に地元のクリニックに戻った当初はクリニックでの紫外線治療の必要性については懐疑的であった。それはクリニックに受診する患者の多くはcommon diseaseであり、一般的に軽症ととらえられる患者にとってまた多くの患者を診察しなければならない開業医にとっての紫外線治療の存在がプラスとなり得るかどうか不透明な状態であったからである。しかし、1年間クリニックでの診療を経験した後、昨年よりJTRACを導入した。JTRAC導入までの経緯や導入後のメリットなどを中心にご紹介させて頂く。
美容医療クリニックを訪れる患者の主訴で最も多いものは「シミ」である。 「シミ」と患者が訴える主なものには、老人性色素斑、肝斑、雀卵斑、後天性真皮メラノサイトーシスなどがあり、それぞれの病態によって治療方法も異なる。 シミ治療の「質」を高めるには、患者の訴えるこれら局所の病変について、的確な診断を行うだけでなく、その患者の肌全体の状態を見た上で、シミ治療計画の立案やスキンケア指導などを含めたトータルケアを行うことが重要である。 Re-beau2は、簡便な撮影により、目視では分かりにくいシミや、赤み、治療の経過を同じ条件下で「見える化」し、撮影した画像をタブレットで持ち運ぶことができる肌画像撮影機器である。 これを「シミ」診断の補助として用いることで、シミの診断や治療経過予測の精度が増し、「質」の高い治療を行うことができる。また、タブレットを用いて、簡便に患者と情報を共有することでカウンセリングの信頼性が高まるだけでなく、治療に対する患者のモチベーションをアップさせ、総合的に「患者満足度」を向上させることが可能である。 最もニーズの高い「シミ」の治療で患者の信頼を得ることは、クリニックの信頼を増し、リピートや他施術、その後の口コミにも繋がる。 こうした理由から、当院では、色素性疾患を主訴とするほぼ全ての患者に対し、施術前後でRe-beau2での撮影を行って、治療計画立案や経過説明などのカウンセリングに活用しており、その取り組みについて報告する。
当院では2011年よりレーザートーニングを行っている。この治療は肝斑のみならず、広範囲の炎症後色素沈着症、他レーザーとのコンビネーションとして欠かすことができない。最近ではプラズマ治療と一緒に行うことでより良い結果を導き出すこともできているのでうまくいかせるコツも含め報告する。
座長: 岩城 佳津美 先生 [いわきクリニック形成外科・皮フ科 院長]
腋窩多汗症・腋臭症は清潔に敏感な日本人にとって耐え難いものであり、形成外科・美容外科領域では昔から需要の多い疾患である。 miraDry○R(ミラドライ)はマイクロ波を照射し、皮下2〜5mmの組織を加熱することで汗腺を熱溶解させる。2011年アメリカ食品医薬品局(FDA)に腋窩多汗症の治療機器として認可されて以来、世界の50カ国以上で使用されている。2015年には脱毛および腋臭症に対してFDA認可を取得した。 ミラドライの特徴として下記が挙げられる。 1 腋窩多汗症・腋臭症の治療を同時に行うことができる 2 社会生活に影響を与えない 3 半永久的な効果が期待できる 4 傷痕が残らない 5 何回でも受けることができる ミラドライは皮膚科医でも安心して行うことができる。また形成外科医としては外科的手術と差別化することができる。本発表ではミラドライの有用性について述べたい。
昨年6月より施行された改正医療法および医療広告ガイドライン、そして一昨年12月より美容医療もその対象となった特定商取引法を含む関連法規について、押さえておきたい要点、ホームページ見直し時のチェックポイントを、具体例や摘発例を交えながら解説します。
これから注入療法をとりいれる際の、基本的なヒアルロン製剤の情報、 基本的なテクニックは動画をまじえて解説し、アセスメント、コツ、注意点やトラブルの際の解決策などについてのべます。
開催日 | 2019年4月14日(日) |
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代表世話人 | 今福 信一 先生(福岡大学医学部 皮膚科学教室 主任教授) |
会場 | 福岡国際会議場 5F Room501 |
住所 | 〒8120032 福岡県 福岡市博多区石城町2-1 |
定員 | 先着150名様 |
参加費 | 無料 |
備考 | 当日はご昼食をご用意いたします。 |
アクセス | http://www.marinemesse.or.jp/congress/access/ |