10:30~12:10 Session1『シミ』
座長: 加王 文祥 先生 [天神下皮フ科形成外科 理事長]
シミ治療において「質」を高めるためには、患者の訴える局所の病変診断のみならず、肌全体を見て病態を考察し治療計画の立案を行うことが重要である。 re-Beau2は簡便な撮影により、肉眼では分かりづらい問題点を可視化することができる。 これにより、シミの診断・ 治療計画立案・治療経過予測の精度が高まり、シミ治療の「質」を上げるだけでなく、情報を患者と共有することで患者の「モチベーション」や「信頼」が増す。 色素性疾患を主訴とする全ての患者に対して re-Beau2を活用している当院の取り組みについて報告する。
IPL機器治療は色素斑を中心に赤ら顔、毛細血管拡張症などにも使用されている。今回使用しているFormatk社の光治療器はメラニンメーターによる測定をもとに推奨パラメーターが設定されるが、経験に基づき設定を変更可能である。またアプリケータも530nm、590nmがあり、血管病変治療にも対応可能となっている。使用期間は短いが使用経験、今後の可能性につき発表できればと考えている。
今回のハンズオンは、日頃先生方が行っている1064nm、QスイッチNd:YAGレーザーを用いたfull faceレーザートーニング、そしてハンドピースをチェンジし532nmでシミのpoint治療を、Fotonaの新機種Star walkerを使用して行います。Star walkerは、日本のクリニックに合った小型で100v、そして前機種より立ち上がりが早く操作性もよく、照射音も小さいため患者受けもよいレーザーです。