シワ、タルミは、少しでも改善すれば、ある程度の満足度を得ることができる。しかし、シミ治療は、色を消さなければならないので、なくなることがゴール、だから、難しい。日本人のシミは、多種混在型が多く、Aging Complex Pigmentation（ACP）と呼んでいるが、混在されているものが多いほど難治である。その中でも、肝斑の見落としをしないように、また類似しているADMとの鑑別は重要である。皆、同じような結果を得られないのがシミ治療の難しさ、患者ごとに実践を積み重ね、所有する機器を使いこなすことが重要である。

re-Beau 2は、誰でも簡便に、再現性の高い症例写真を記録・比較できる肌画像カウンセリングシステムです。re-Beau 2では、従来のカラー・UV 写真の他に、赤みを撮影する機能が追加され、さらに治療の評価、患者様へのスキンケア指導などに対する有用性が高くなりました。当院では、シミをはじめとする色素性疾患に、欠かすことのできないツールとなっています。患者様の満足度を高め、リピートにつながるre-Beau 2の診療への取り入れ方について解説します。