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第24回日本抗加齢美容医療学会 Medical Beauty Forum 2018

東京都

日程

2018年11月25日(日)

場所

時事通信ホール
(〒104-0061 東京都中央区銀座5-15-8 時事通信ビル)

ランチョンセミナー

ランチョンセミナー

会場

時事通信ホール

日時

2018年11月25日(日) 00:00 ~ 00:00
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演者
加王 文祥 先生
天神下皮フ科形成外科 理事長
『第4世代のサーマクール さらに効率よく快適な治療へ』
ご講演の概要はこちら

21世紀に入り機器を用いたFacial rejuvenationは美容医療の大きな部分を占めるようになり、機器の進歩と共にその重要性はさらに増加しています。 機器を用いたたるみ治療は主として真皮層をターゲットとして熱エネルギーを加え、真皮層の熱による収縮、線維芽細胞の増成によるコラーゲンの増加などによりたるみを改善してきました。これらの機器では熱エネルギーの媒体として主に光、電磁波、超音波などを用いますが、技術の進歩と共に任意の部位に必要な量の熱エネルギーを投入できるようになってきました。同時に対象以外の組織、特に表皮を保護する能力の向上により、効果を発揮するのに十分な量の熱エネルギーが投入でき、しかも対象部位以外ではほとんど組織に影響を及ぼさない治療も可能となってきました。 サーマクールは2002年に「切らないたるみ治療器」としてアメリカで登場したRF(高周波)を用いた機器です。モノポーラ方式を採用することで真皮深部までRFエネルギーを送り届け、真皮層と皮下組織の線維性隔壁に熱変性を起こさせることで3次元の引き締めを可能にしました。同時にRFエネルギー照射中とその前後に、チップの内側からの冷却ガス吹き付けによる冷却が行われ、皮膚表面の熱損傷を防ぎます。 サーマクールは2002年以来徐々に改良が加えられ、現在多くの施設では第3世代のサーマクールCPTが治療に用いられていますが、今年に入り第4世代にあたるサーマクールFLXが登場しました。ここではこの新しいサーマクールFLXの特徴である、4cm2チップによる治療時間の25%短縮、照射する度にチューニングを行い部位毎のインピーダンスを正確に把握することによる適正なエネルギー投与の実現、バイブレーション機能の改良による痛みの緩和などを中心に御報告致します。

特別共催

特別共催

会場

時事通信ホール

日時

2018年11月25日(日) 00:00 ~ 00:00

テーマ

承認品による美容治療
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演者
藤本 卓也 先生
こまちくりにっく 院長
『承認品による腋臭症・多汗症治療 / ミラドライ(miraDryⓇ)』
ご講演の概要はこちら

多汗症・腋臭症の治療としては、 1)手術療法:効果は高いが手術瘢痕が残る 2)ボトックス治療:永続的な効果はなく、耐性を生じるリスクがある が主流であったが、2010年より日本でもミラドライが導入され、プロトコルの改良により、手術瘢痕を残すことなく高い治療効果を得られるようになってきた。 現在では、約120台のミラドライが国内で稼働しており、一般的な治療として認知されてきた。 そして、治療効果と安全性が認められ、重症腋窩多汗症の治療器として2018年6月に承認を得ることができた。 また、本年6月に施行された改正医療法や薬機法により医療広告規制が強化され、未承認器のホームページ・ネット広告での掲載に慎重な取り扱いが求めれる昨今、治療効果の高い承認器であるミラドライの集客における優位性はゆるぎないものとなってきた。 本日はそのミラドライについて詳しく解説する。 【機序】ミラドライはマイクロ波を照射することにより極性をもつ水分子を振動・回転させて温度を上げるという、マイクロ波加熱を利用している。 実際にミラドライでマイクロ波を照射すると、エクリン汗腺・アポクリン汗腺が存在する真皮深層・皮下組織上層の境界部で反射し、温度の高いヒートゾーンが形成される。照射の間、ハイドロセラミックによるコンタクトクーリングを行っているので、表皮・真皮浅層は保護される。 【施術方法】17種類のテンプレートから症例のサイズに応じたテンプレートをアルコール転写する。ツーメセント麻酔を用い除痛と筋膜や神経の保護を図ったのち照射する。ミラドライ照射後はアイスパックでクーリングを行う。 【臨床効果】ガーゼテスト(腋臭の評価)、桜井-モンタニア法発汗テスト(多汗の評価)、そして腋臭と多汗について数値評価スケールを用いて、ミラドライの効果を検討した。まだフォローアップ期間は3-6か月と短く中間報告ではあるが腋臭と多汗に対し著効を示している。