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学会情報詳細 学会情報詳細

第72回日本皮膚科学会中部支部学術大会

奈良県

日程

2021年11月20日(土)~2021年11月21日(日)

場所

奈良県コンベンションセンター

展示

展示

スイーツセミナー

スイーツセミナー

会場

奈良県コンベンションセンター:C会場 2F 会議室204  

日時

2021年11月20日(土) 15:20 ~ 16:20

テーマ

更なる期待 エキシマレーザーの可能性
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座長
藤本 学 先生
大阪大学大学院 医学系研究科 皮膚科学 教授
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座長
神人 正寿 先生
和歌山県立医科大学 皮膚科 教授
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演者
上尾 礼子 先生
関西医科大学香里病院 病院准教授
エキシマレーザーによる紫外線治療
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308nmエキシマレーザーは海外では乾癬や白斑に対して広く用いられて来たが本邦ではXTRAC Velocity7が2019年2月に国内で唯一の薬事承認機器となり、ようやく2019年9月に保険収載されナローバンドUVBやエキシマライトと同様に長中波長紫外線療法として保険点数算定が可能となった。また2020年4月から円形脱毛症に対しても保険適応になり、全国でエキシマレーザー治療のさらなる広がりが認められている。XTRAC Velocity7は照射面積が2×2㎝2と小さいことから,正常部位への不要な紫外線曝露を回避できるターゲット型紫外線治療器として有用であるとともに、高輝度でエネルギー減衰も小さく進達性に優れており治療に要する照射時間が非常に短く、ある程度の広範囲な病変にも対応できる機器である。今回のセミナーでは308nmエキシマレーザーによる紫外線治療として尋常性白斑に対する効果および難治性の白斑に対する最小水疱形成量(Minimal blistering dose)に基づいた照射の有効性と治療効果の免疫組織学的検討に加えて、円形脱毛症に対する治療効果、これまでに提示した症例のその後の経過について報告させていただく。

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演者
乗杉 理 先生
けやきひふ科 院長
クリニックにおける308nmエキシマレーザーを用いた治療の実際
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これまで、慢性皮膚疾患に対して、PUVA療法やNB-UVB療法などの光線治療が施行されてきた。近年では、ターゲット型エキシマランプ治療器が国産化され各種機器が広く普及している。308nmエキシマレーザー機器は2006年にPhotoMedex社から発売され、バージョンアップを経て、現在は第五世代にあたるXTRAC®が供給されている。本邦においては2019年に同機器が保険収載され実臨床で使用可能となった。308nmエキシマレーザー治療は、308nm のレーザー光を発する光治療器で国外では約21年の歴史がある。これまで海外での治験が集積されており、文献的に多数の治療報告がある。また、本邦でも報告が集積されつつある。 当施設では、2014年の開院以来、ターゲット型エキシマライト(VTRAC®)にて光線療法を施行し2020年1月からXTRAC®を導入した。主な治療疾患は尋常性乾癬、尋常正白斑、円形脱毛症である。これらの疾患について、XTRAC®治療導入後、約1年6ヶ月の時点における治療効果、副作用、機器変更に伴う相違点などを報告する。