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昭和大学上條記念館
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レーザー照射によって生体は、光熱反応や光機械的反応を生じる。生体組織とレーザーの特性の組み合わせることで、肌質改善やシミ、シワ、赤ら顔の治療が可能である。1983年のAndersonらが熱緩和理論、選択的光熱融解理論を確立し、レーザーによる選択的破壊が理論的に可能となり色素性疾患や血管病変の選択的熱融解が可能となった。リサーフェイシング治療もパルス幅を短くすることで低侵襲化が図れるようになったが、フルリサーフェイシングでは色素異常がおこりやすい。2004年Mansteinらがフラクショナル光熱融解理論を提唱し、小口径のレーザーを点状に照射することより低侵襲なリサーフェイシング治療が可能となった。リサーフェイシングすることで瘢痕治療のみならず、毛穴の縮小や肌質、小じわの改善が可能となった。リサーフェイシングする際に、レーザー光を小さなスポットサイズで点状に照射(フラクショナル治療)すると上皮化が早くダウンタイムや色素異常が起こりにくいが、設定によって効果やダウンタイムが異なる。 使用機器の特性を駆使することで、美肌治療が実現可能であるが、ダウンタイムと合併症のリスクを考慮に入れた治療計画が肝要である。