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第11回皮膚科光線療法推進の会

東京都

日程

2023年10月8日(日)

場所

大手町ファーストスクエアカンファレンス Room D

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会場

大手町ファーストスクエアカンファレンス Room D

日時

2023年10月8日(日) 14:15 ~ 14:40
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演者
三上 万理子 先生
横浜西口菅原皮膚科 院長・理事長
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昨今、生物学的製剤やJAK阻害剤など全身療法の薬剤が次々に開発、使用されるようになってきた。一定の患者の数が確保できている医療機関の方がこれら全身療法を導入しやすいと思われるが、やはり光線療法積極的に導入している医療機関には通院患者が集中する印象があるため、必然と全身療法もそのような医療機関で積極的に導入され、地域医療を担っているのではないであろうか。尋常性白斑には未だ特効薬が発売されておらずJAK阻害剤が開発中であるが、まだ国内では実用化されていない。特に神奈川県は白斑を得意とする大学病院が存在しないため、“治らない病気”とされ、失意のもと当院に受診する患者も少なくない。当院では全身型Narrow Band-UVB(NBUVB)2台、エキシマライトVTRAC®️:、エキシマレーザー:XTRAC®️、ターゲット型NB-UVB:TARNAB®️2台を組み合わせて、オーダーメイド治療を行なってきた。VTRAC®️ユーザーはお分かりかと思うが、非常にハンドピースが重く、時間がかかる治療のため医療スタッフ側にも患者にも負担の大きい治療であった。その点XTRAC®️は非常にハンドピースも軽く、照射時間も短いため利便性がよい。これまで色素産生が見られなかった尋常性白斑の症例において色素産生が認められるケースが多く、患者のモチベーションが上がるのがわかり、神奈川県1台目であったが勇気を出して当院に導入してよかったと思っている。本講演では、症例提示を中心にお話をさせていただきたいと考えている。