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第44回日本臨床皮膚外科学会総会・学術大会/第41回日本皮膚外科学会総会・学術集会 合同学術大会

東京都

日程

2026年8月22日(土)~2026年8月23日(日)

場所

KFC Hail

ランチョンセミナー

ランチョンセミナー

会場

第2会場(KFC Hall 2nd)

日時

2026年8月23日(日) 11:45 ~ 12:45

テーマ

レーザー治療の基礎:EBDを用いた皮膚疾患に対するアプローチ方法
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座長
河野 太郎 先生
東海大学医学部外科学系形成外科 主任教授
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演者
尾崎 紗恵子 先生
日本医科大学附属病院 皮膚科 准教授
ルビーレーザーによる色素性疾患治療:基礎理論と臨床の実際
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Qスイッチルビーレーザーは、694nmの波長がメラニンに対して高い吸光度を示す一方、ヘモグロビンへの吸収が低く、色素性疾患に対して優れた選択性を有する。そのパルス幅はメラノソームの熱緩和時間より短く、選択的光熱融解理論に基づき、周囲組織への熱損傷を最小化しつつ標的色素を選択的に破壊することが可能である。 本邦では太田母斑、異所性蒙古斑、扁平母斑および外傷性刺青が保険適用疾患として認められており、とりわけ扁平母斑に対する保険適用がルビーレーザーに限られる点は臨床上重要である。治療に際しては、スキンタイプの評価、肝斑の有無の確認、光線過敏症など禁忌の除外が不可欠である。 照射においては、表在性病変では低フルエンス、深在性病変では高フルエンスを基本とし、immediate whitening phenomenon(IWP)をエンドポイントとして確認することが適切な照射の指標となる。最も高頻度の合併症は炎症後色素沈着(PIH)であり、適切なフルエンス設定、遮光指導、トラネキサム酸内服やスキンケア指導により管理する。治療間隔はPIHの消退を待つことが重要である。 本講演では、レーザー治療の基礎原理を概説したうえで、当院での自験例を提示し、疾患ごとの照射パラメータの選択、麻酔法の工夫、合併症への対策に加え、保険診療と自費診療を踏まえた適応の使い分けや患者説明の実際についても言及する。日常診療に直結する実践的知見の共有を目的とする。

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演者
木村 有太子 先生
順天堂大学医学部皮膚科学講座
皮膚疾患に対する炭酸ガスレーザー治療の基礎と臨床実践
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炭酸ガスレーザーは波長10,600nmの遠赤外線レーザーであり、水に対する吸収率が極めて高いという特性を有する。そのため皮膚組織中の水分に吸収され、瞬時に熱エネルギーへ変換されることで組織の蒸散・切開を生じる。この特性により、周囲組織への熱損傷を比較的限局しつつ病変を除去できることから、皮膚科および皮膚外科領域において広く用いられている。 適応疾患としては、脂漏性角化症、色素性母斑、脂腺増殖症、アクロコルドン、尋常性疣贅などの良性腫瘍・表皮性病変が挙げられ、日常診療においても使用頻度の高い治療である。照射方法としては、focused beamによる切開的使用や、defocused beamによる蒸散的使用などがあり、さらに連続波やパルス、超短パルスなどのモード選択により、組織侵襲や熱影響の調整が可能である。 一方で、炭酸ガスレーザー治療は簡便であるがゆえに、近年の美容医療の拡大に伴い、十分な診断がなされないまま施行されるケースも散見される。特に悪性腫瘍との鑑別が重要な病変に対しては、安易な蒸散は診断遅延につながる可能性があり、臨床所見に応じて生検や外科的切除を優先すべきである。 また、適切な蒸散深度の設定や均一なびらん面の形成、瘢痕形成の回避といった手技的ポイントも治療成績に直結する。したがって、炭酸ガスレーザーを安全かつ効果的に使用するためには、レーザーの物理特性と病変部の病理組織の理解に基づいた適切な適応判断と手技の習得が不可欠である。 本講演では、炭酸ガスレーザーの基礎的特性を整理するとともに、日常診療における実際の使用経験を踏まえ、適応判断、照射の工夫、安全性確保のポイントについて概説する。

展示

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